
明太子は九州・博多が誕生地!
明太子製造会社は、今やメーカーは30とか40とかあると言われています。
もしかするとそれ以上かも。
同じ明太子ですが、それぞれ味に違いがあり、各社競い合っていますが、そもそも、いわゆる元祖はご存知ですか?
日本初の明太子を誕生させたのは「ふくや」さんです。
ふくやの創業者・川原俊夫さんが奥さんの千鶴子さんと家族の食卓で食べるために作ったのが明太子のはじまりです。
川原さんは戦時中の幼少期を韓国の釜山で過ごし、そこでの庶民の食べ物「たらこのキムチ漬」の味が忘れられず、戦後引き揚げた博多でその味を再現すべく、千鶴子さんと創意工夫を重ねていきました。
それを知人たちに配ったりしながら、食べた人の声を聞き、試行錯誤しながら味を改良し10年。
小さなお店からはじまった「ふくや」は、こうして「明太子のふくや」にまでなったと同時に、明太子を世に広げる役割も果たしてきました。
というのも川原さんは、明太子を独占企業として、製造方法を企業秘密にするわけではなく、近くの食料品店に明太子の仕入れから作り方まで教え、みんなで一緒に明太子の名を広めるという功績を果たした人なんです。
もちろん、それぞれのお店で味は違います。
おたがいが秘蔵の味をだし、切磋琢磨してこそ明太子!
これが、本場博多の辛子明太子の歴史です。
地元に愛され親しまれている「ふくや」の明太子
創業者の川原俊夫さんの偉業は博多でも有名な話。
川原さんは小さなお店だった頃からボランティア活動も活発で、人望もあった人です。
地域貢献を掲げるふくやさんの企業姿勢は、創業者の川原さんから始まったものだったのです。
ふくやの明太子は直営店でしか買えない。
数ある明太子の製造会社では、委託販売方式をとっています。
このメリットは
①広く世間に出回る=自社商品をアピールする機会が増える。
②お客さまがデパートや商店街などでも買いやすい。
つまり認知度が高いわけです。
でも明太子を誕生させた「ふくや」さんはちょっと違っていて直営店による直販方式を守り続けています。
これは味と品質を支え、店頭での対面販売を通してお客様一人ひとりと向き合う。
お客様に学びながら、ご意見を商品やサービスに反映させています。販売エリアも、基本的に地元福岡に限定。お客様の顔の見える距離でおいしさをお伝えする。この姿勢もまた、ふくやのこころです。
ふくやホームページ「ふくやのこだわり」より
ふくやさんの直営店は空港でも見かける方も多いかと思います。
直営店は福岡だけでなく東京や大阪にもありますが、やはり限られており、この明太子「原点の味」がどこでも買えるというわけではいきませんよね。
ですから、「ふくや」の明太子はふくやさんのサイトでなら気軽に買えるというのはうれしいです。
原点の味を守りつつ
時代に合ったおいしさを追求
博多がある九州・福岡市は支店経済の街。
そして福岡市の博多区はもともと商人の街です。
出張土産や、単身赴任で住んだ福岡から本社に戻ったサラリーマンが、おいしいふくやの明太子の味が忘れられずに、福岡へ出張する人に頼んで買ってきてもらったりというように、背広を来たサラリーマンたちがじわじわと日本全国にふくやの明太子を広めていったという現象も、興味深いものがあります。
日本初の明太子を誕生させてから今日に至るまで、ふくやさんは一貫して創業メーカーとして「原点の味」を守りつつも時代に合ったおいしさを追求しています。
博多明太子はギフトでも喜ばれています。
ギフトシーズンは明太子のまとめ買いも多いでしょう。
それほど、明太子は高級進物として位置づけされていますよね。
しかも、ふくやさんの明太子は日本で初めて明太子を誕生させたメーカーというのが知られていますから、「原点の味」を贈られた人は喜ばれますよ。
小分けができる家庭用明太子がおすすめ
熱々のご飯ににのせて食べるおいしい明太子!
ああ、最高!
スーパーなどで売っている明太子なんかとは全く別物と言っていいほど、本場博多の明太子は、味も品質も違います。
ギフト以外なら家庭用明太子がおすすめ。
冷凍ですから、少しずつ解凍して食べられていいですねー!
家庭用明太子なら 割安だし、自宅用だけでなく、せっかくふくやからお取り寄せするなら、ご近所の方や知り合いにおすそ分けもできていい!
人それぞれお気に入りの明太子の食べ方があるでしょうけど、
私は絶対ご飯に、辛口明太子をのせて味わうのがいちばん!
明太子スパゲティーやピザ、トーストにのせてという人も多いかもしれませんが、本場ふくやの明太子の味を知っている私からみればもったいない!
私はガブッと食べるのではなく、本物の明太子ってそう安くはないじゃないですか。
なので、ひと腹を全部2cmほどに切っておきます。
そしてケチくさいですがチビリチビリと食べ、結局、あら、ひと腹食べちゃった!ってこともあります。
あ、それから生でと言いましたが、お茶漬けもいいですよね。
私ははじめは白いご飯の上、そして箸洗いがてら、ご飯を入れないお茶漬けで明太子を味わうのも好きです。
そうです、おにぎりのタネにも最高!
まずは、ふくやの明太子はぜひ生のままで食べてみてください。
直営店でしか買えない「ふくやの明太子」は、ふくやさんのサイトならお手軽に買えます。